「Resolving up to 5J with the ULTRA high resolution of the Spinsolve 80 MHz」
Posted at December 17, 2020 by mauricio
「Spinsolve 80MHzの超高分解能で最大5Jを解決」
NMR分光計の分解能は、磁場の均一性によって決定され、スペクトルで測定できる最も狭い線幅を表示します。永久磁石を用いたSpinsolve 80 MHz ULTRAにおける線幅の値は、50%で<0.25 Hz、0.55%で<10 Hz、0.11%で<20Hzです。これら3つの値により、ユーザーが同様の大きさのピーク(50%での指定が重要)だけでなく、大きなシグナルによって飲まれてしまう小さいピークも検出できるようになります。
0.55%と0.11%の線幅が狭いほど、スペクトルの大きなピークの近くで予想される小さなピークを分離して定量化できる可能性が高くなります。特に、通常の溶媒に溶解したサンプルにとって重要であり、ULTRAモデルでは、solvent suppression(溶媒抑制機能)の実装時に最高のパフォーマンスを実現します。
メーカーサイトでは、重水素化クロロホルム中のフルフラールの長距離Jカップリングを分解することにより、Spinsolve 80 MHz Carbon ULTRA独自の超高分解能を図を用いて紹介しておりますので、ぜひご覧ください。