リチウムイオン電池(LIB)は様々なモバイル機器に不可欠で、電気自動車やエネルギー貯蔵システムの中核も担っています。LIBの性能は液体電解質の化学組成と安定性に大きく依存しており、電解質の特性を理解することは、基礎研究から生産・品質管理に至るまで、幅広い分野で不可欠となっております。

NMRはLIB電解質の研究における有用な分析手法の一つで、電解質組成の定量、経年劣化プロセスの追跡、リチウムイオン移動度の解析など、数多くの研究でNMRの有用性が実証されています。
今回のCase Studyでは、卓上型NMR Spinsolveを用いて、LIB電解質を迅速かつ効果的に特性評価する方法として、下記のようなデータをご紹介しています。
・溶媒組成分析
・添加剤の迅速な検出と定量
・導電性塩の定量
・フッ化水素酸(HF)の定量
・電解質の劣化調査
・PVDFの特性評価

Spinsolveの下記機能は、溶媒組成や添加剤の定量から、塩濃度、劣化モニタリング、イオン移動度研究に至るまで、電解質の分析を大幅に向上させます。
・重水素化溶媒を用いずに純粋な電解質を測定できる機能
・複数の原子核を自動的に切り替えられる機能
・複雑なキャリブレーションなしで正確な定量結果が得られる機能
バッテリーの技術革新が加速するにつれ、迅速でアクセスしやすく非破壊的な分析技術の需要も高まっています。Spinsolveは、高付加価値の分子レベルの知見を研究室や製造現場に提供し、研究者、エンジニア、製造業者が開発サイクルを短縮し、品質保証を強化し、電解質挙動の理解を深めることを可能にします。
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(英文:Bringing NMR to the Battery Lab)
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