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PeptiGel 論文のご紹介:適切な足場の重要性

新たな治療法の研究では、ラボの実験で良い結果が出ても動物実験や臨床研究で良い結果が得られない、という問題がよく起こります。この原因の一つとして、テスト環境が挙げられます。

従来の細胞培養は液体培地中の平らなプラスチック表面上で細胞培養しており、
実際に細胞が存在する複雑な三次元微小環境とは大きく異なります。
このギャップを埋めるためにPeptiGelが重要な役割を果たします。

PeptiGelは様々な弾性を示すハイドロゲルを標準ラインアップし、濃度も調整可能です。
この論文では柔らかいソフトなもの~硬いものまで様々な濃度のテストしたところ、
最も硬い30 mg/mLが骨髄と骨の接するニッチ環境を模倣していることがわかりました。

そこで、CRISPR-CAR T細胞療法を標準的な液体培養法とPeptiGel培養法の両方で試したところ、
液体培養法ではがん細胞を完全除去する結果となりましたが、
実際の骨髄環境を模したPeptiGel培養法ではがん細胞が残存しました。

これは従来の培養法では試験結果を過大評価していたことを示唆しています。
また、PeptiGel培養法が従来の方式では見逃していたオフターゲット効果も明らかにしました。

単純化されたラボの試験と動物実験のギャップを埋めるため、
PeptiGelは予測性と再現性の高いプラットフォームを提供します。

こちらの論文に興味をお持ちの方は、下記リンクをご参照ください。
(英文:Better Models for Cancer Immunotherapies: Why the Right Scaffold Matters)

PeptiGelの詳細はこちら