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PODSアプリケーション:緑内障モデリング

緑内障は失明の原因として最も多い疾患の一つです。
原発性開放隅角緑内障 (POAG) は、線維柱帯(Trabecular meshwork) の異常な細胞外マトリクス(ECM)沈着や線維化リモデリングが原因で、房水の流れが滞り眼圧上昇し視力低下につながります。
そのため、線維柱帯in vitroモデルの開発は、病態メカニズムの理解や治療法開発に重要です。

下記論文で掲載された研究では、生体模倣コラーゲンとPODS® を組み合わせることで、緑内障の病理の中心となるサイトカインTGF-β2濃度のコントロールを可能にしています。

ここでは、PODSテクノロジーの重要な有用性をいくつか示しています。

  1. ・生理学的再現性 – サイトカイン放出をコントロールすることにより、PODS は線維化の根底にある慢性的な曝露パターンを再現し、ボーラス投与による非生理学的急増を回避します
  2. ・空間的再現性 – コラーゲンマトリックス内にPODSを埋め込むことで局所放出が可能になり、他の方法では達成が困難な勾配形成と微小環境制御が可能になります
  3. ・実験の再現性 – PODSはカプセル化されたタンパク質を分解から保護し、反復間で安定した濃度を確保し、バッチのばらつきを低減します
  4. ・汎用性 – この研究は TGF-β2 に焦点を当てていましたが、PODS は幅広いタンパク質をカプセル化でき、多様なシグナル伝達経路を調べるためのモジュール式プラットフォームを提供します

このアプリケーションにご興味をお持ちの方は、下記リンクをご参照ください。
(英文:Under pressure: Modeling glaucoma using sustained cytokine release PODS

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